子どもたちは，学校でいろいろなことを学んでいきます。当たり前ですが，その学びの時に先生方は，授業の中でそれぞれ工夫しながら学習を進めていかれます。でも，先生が代わってめあての書き方や線の引き方の指示が違うと，子どもたちも迷ってしまうことがあります。そこで，天降川小では，学習のなかで基本的なことはみんなで揃えていこうとなりました。
家庭学習のときなどちょっと気にして見られると，分かるところもあるかと思います。ただ，これらは，ベーシック（基本）ですので，学習の内容などで変わってくることはあります。違いを正そうと，叱ったりはしないでくださったらと思います。学校が，充実した楽しい授業を目指して，いろいろな工夫をしているところを知っていただけたらと考えます。
朝の校庭には運動会が終わって長縄へ挑戦している学級が増えてきました。低学年の学級には，短縄の所もあります。八時ぐらいから校庭で運動している子どもたちは，寒さに向かうこれから，きっと体の調子は上向きになって行くことでしょう。
今日の本は，ナルニア国物語です。ＣＳルイスの原作で第一巻「ライオンと魔女」、第二巻「カスピアン王子の角笛」が有名ですが，全部で七巻あるそうです。学校に全部はなかったこもしれません。最初の三巻でしたか，映画化もされていると思います。写真は，第二巻カスピアン王子の角笛になります。
少し字が小さくて，読みにくいかもしれません。でも，読み進めていくうちに物語の世界にどんどん入り込んでいくと思います。壮大なるファンタジィーを楽しめはずです。
朝の時間帯に４年３組の子どもたちが，階段のそうじをしているのを見かけました。そういえば，１学期から先生方と一緒になったり自分たちだけだったりでしたが掃除をする姿を見かけていました。当番なのと聞いたら「今日は読み聞かせなのできれいにしておこうと思って」と返事が返ってきました。有り難う。そういった気持ちが，素直に嬉しかったです。
３年生のとなりの学級からは，もちもちの木の話が聞こえてきました。「教科書で学習する前にお話を聞いてほしかった。」というお母さんの思いがあって，今日読もうと選ばれたそうです。
斎藤隆介作，滝平 二郎絵というこの作品は，内容もよいですが，切り絵の挿絵がとてもずんと心に響いてきます。校長先生も大好きな本です。教科書ではなく大きな絵本で見せたいというお母さんの気持ち分かる気がしました。
今日の一冊は，保護者の方が３年生に読んでくださって一冊を紹介します。
日本の昔話の中から読んでくださいました。緑の厚い表紙でしっかりとした絵本でした。
「わかがえりの水」というお話でした。不思議な水の話です。３年生も一生懸命聞いていました。図書室にも，昔話の本はたくさんあります。お気に入りになる本が必ず見つかると思うので，ぜひ読んでください。
６年生の学級で国語の授業でしたが，子どもたちが意見をまとめて作文に書いていました。
題は，平和についてでした。自分の怒りを抑えることから，争い事をなくすことから，暴力で解決しようとすることなど世界が平和になるために考えなければいけないことをしっかりと自分の視点でまとめていました。「小学生でもこんなにしっかりとした考えが持てるのだ。」と感心してしまいました。
図書資料やインターネットでの記事など調べ方もいろいろだったようですが，それぞれが自分の思いを裏付けるような内容をもってきて説明に使っていました。表現はまちまちでしたがどれも自分の考えが読み取れました。流石だ！とうなってしまった一コマでした。
１年生でもう一つ感心したこと。それは・・・
なんでもないようなこと，ちょっとしたことかもしれません。先生に言われてしたことかもしれません。でも，この積み重ねが身についてくれることで，将来いろいろなことが自然にできてきます。並べるときに履いて出るとき他の人の靴を踏まなくてよい並べ方，置き方を考える。こういった気遣いが良い生き方を見つけていけると考えます。
さて，お家の玄関の様子はどうでしょう。たかが靴並べですが，されど靴並べです。
「いつも言っているのですが・・・」「気にしません」ではなく「しっかりとできています」となるようにご家族一人一人気を付けてみましょう。そうすると，その子どもは，忘れ物も無く時間のコントロールが上手になると思います。
今日は下学年は身体検査，高学年が視力検査を行います。４月に入学してきた１年生ですが，たくさんの事を学習してきてるのがよく分かります。保育園や幼稚園では，４５分間集中して学習をすることなどということは無かったわけですから，じっと椅子に座り学習をできるようになってきたことだけでもすごいことだと思います。
身体検査の説明を聞くときや，順番を待つときもしっかりと並んで待てるようになってきました。災害時にもしっかりと順番を待てる国民性を世界中が賞賛していましたが，こういった学校での姿の積み重ねが，その姿を育てていくのかもしれません。
将来子どもたちの生きていく社会も，みんなが支え合って暮らしていくことに変わりはありません。だったら，場に応じて自分は我慢をしなければいけないこともあるわけです。ちゃんと並ぶことで短い時間にたくさんの身体検査の結果がでてきます。偉かったね１年生。
みなさんは，中１ギャップという言葉を聞かれたことがありますか。中学校に入学した子どもたちのなかで，違いになじめずにいる状態などをいいます。原因はいろいろですが，小学校でもその解消のためにいろいろと工夫しているところがあります。そして，市の教育委員会では，中学校に入学した子どもたちの情報を有効に指導に生かそうという趣旨のもと，支援員の先生を１０月から入学前の小学校に配置するようにしてくださっています。
今日は，その先生方が初めて来校されましたので，それぞれの学級で紹介をしていただきました。天降川小学校は中学校３校区にまたがっているので，卒業後は少なくとも三カ所の学校に分かれます。ですから，中学校一校につき一人の先生ということで，三人の先生方がいらっしゃることになります。休み時間など中学校の話をたくさん聞いて，進学した中学校でも天降川小学校の卒業生として誇りをもって頑張ってくれると信じています。
