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2015年5月18日 (月)

今日の一冊

『グロースターの仕たて屋』は,ビアトリクス・ポター作のピーターラビットの絵本です。勿論世界中にファンのいる有名な絵本です。

15グロースターの町に貧しい仕立て屋が暮らしていた。裁ち屑はねずみ用の服を作るのがせいぜいという苦しい生活でした。

クリスマス前のある日,仕立て屋は市長が土曜日のクリスマスに行う婚礼のための上着の注文を受けるのです。布の裁断を終えて家に帰った仕立て屋は,家の切り盛りをしている猫のシンプキンに最後の金で食料と,ボタンホールをかがるためのあな糸を買ってくるように言うのでした。そして,シンプキンが帰ってくるまでに仕立て屋はシンプキンが捕まえて食器の下に閉じ込めておいたねずみを逃がしてしまいました。怒ったシンプキンは買ってきたあな糸を隠します。仕立て屋はショックの余り3日間にわたって病気で寝込んでしまったのです。

クリスマス・イブの深夜,シンプキンは仕立て屋の仕事場に行きました。すると,中ではねずみ達が仕立て屋の代わりに上着を縫っているのです。クリスマスの朝,目覚めた何も知らない仕立て屋はあな糸と反省したシンプキンを見つけます。急いで仕事場に行った仕立て屋が見たものは,ボタンホール一つを残して見事に出来上がっていた上着でした。

すてきなお話ですね。皆さんも読んでくださいね。

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