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2014年12月11日 (木)

今日の一冊(その2)

人種差別をなくすための運動家として有名なキング牧師にも大きく影響を与えた実在する方をモデルにした本で,アメリカで実際にあった話です。普通のどこにでもいるような女性ローザが、黒人が座ってもいいとされている席に座っていました。その席を白人に譲れと言われたことに対し、ノーと言ったことによってその女性が逮捕されます。それに対し,彼女を見殺しにするなと考えた黒人たちがバスボイコット運動をして、その運動のリーダーになったのがキング牧師であったのです。この運動によってバスの中では白人・黒人を差別してはならないという最高裁判決を勝ち取っていくという内容です。タイトルにもなっているローザ・パークスはアメリカの公民権運動の母と呼ばれています。
  自分に置きかえてみると、ごたごたを起こしたくはないと考え譲ってしまうかもしれません。だからローザは,どこにでもいそうな女性に見えて、どんな人よりも強い意志を秘めた女性だと思うのです。
 日本でも,差別はさまざまあって、目に見える差別目に見えない差別より考えさせられる本です。

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