今日の一冊
作・絵ともにヘルガ・ガルラーという人の作品になり,世界中で読まれている本だそうです。主人公は,まん丸いころころとかわいいネリノです。まっくろネリノの家族は、とうさんとかあさん、それから兄さんが4人。色は,それぞれ違います。とうさんとかあさんは毎日えささがしで忙しく、きれいな兄さん達はまっくろなネリノと遊んでくれません。それでいつも、ネリノはひとりでじっとしていました。生まれつきまっくろであることを悩むネリノでした。ところが兄さん達があんまりきれいなので捕まえられてとりかごに入れられてしまうのです。夜になって、ネリノは兄さん達を助けに行きます。暗闇ならば、まっくろなネリノは誰にも見つかりません。嫌だと思っていた真っ黒色のおかげで助けることができたのです。だれにでも人と違うところがあります,それは時に悩みになるかもしれません。でも,違ってこその良さもあるのではとこのお話は言っています。
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