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2015年6月19日 (金)

今日の一冊

  『はてしない物語』 は1979年に発表されたミヒャエル・エンデ作のファンタジー児童文学で,上田真而子,佐藤真理子訳によります。ハードカバーで装丁は下の写真のよにう「あかがね色 」です。文字も現実世界の部分はあかがね色,ファンタージエンの部分は緑色に刷り分けられているからよけいに興味をそそります。

09  主人公,バスチアンはいじめられっ子で,母を亡くしてからは父親と2人だけの寂しい生活を送っていました。そんなある日,いじめっ子から逃げるために飛び込んだコレアンダー書店で彼は不思議な本「はてしない物語」という題の本を見つけます。本を読むと物語の主人公になれる,本の世界に住む籠にも乗れる,だから本が好きだと力説する彼に書店の主は「だが,それらの本は読み終われば現実に戻される。この本は危険だ。」と止めるのです。でも,どうしても読んでみたいバスチアンはこっそりとその本を盗んでしまったのです。学校をサボって本を読み始めたバスチアンは終わりのない物語の世界に浸り始めます。内容は,虚無による崩壊の危機に瀕した世界ファンタージェンを救うため,草原の勇者アトレイユが旅立つといった冒険小説でした。物語に胸躍らせるバスチアンでしたが,徐々に奇妙な現象が彼とアトレイユを繋げていくのでした。

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