今日の一冊
柏葉 幸子作,山本 容子絵の「つづきの図書館」という本の紹介です。なんとも変な題の本ですね。どうしてこういう題になったかは,読まないと分かりません。高学年にお勧めの本です。
いろいろな理由で図書館に勤めることになった主人公の桃さんですが,そこに現れる絵本の登場人物は「はだかの王様」「おおかみと七匹のこやぎ」のオオカミ,「うりこひめ」のあまのじゃく。それぞれに人を探してほしいと,変わったリクエスト。その人たちを探すことが, 自分の思い出で忘れることのできない人を訪ねることにつながっていきます。そして,この物語そのものが桃さん自身のためだったということを知ります。きっと心に残る本になると思います。
コメント